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Deutsches Institut für Japanstudien

アンドレアス・マークス

東洋美術史
2005年3月 〜
(奨学生, 2005年3月1日 - 2006年2月28日)

歌川国貞(豊国三代)の東海道シリーズ


東海道は江戸時代(1603-1868)日本で最も重要な交通の大動脈であった。そして政治上で最も重要な二都市、東は徳川政府の本拠地である江戸そして西は皇帝統治下の京都を結んでおり、その歴史は日本全体の政治的そして経済的発展に深く結びついていた。17世紀には文学、そして美術の分野において東海道をテーマとしたものが増加し始めた。浮世絵は江戸時代、庶民の娯楽の役割を果たしていた。そして1804年からおよそ1890年にかけ計80余もの浮世絵のシリーズ物が発行された。


葛飾北斎(1760-1849)は東海道を集中的に取り組んだ浮世絵師の第一人者であった。そして特に有名であるのが、歌川広重の東海道シリーズである。


疑いなく言えることは、歌川国貞(1786-1865)は彼の存命中最も人気があり有名な浮世絵師であったことである。彼の名声は全土に行き渡り、そして小さな子供でさえも彼の名を知るほどであった。現代とは正反対に広重よりも人気があり注目を浴びていたのである。特に国貞の作品は演劇分野における調査にとって大変重要である。彼の生存した80年間、国貞は何十万枚にも及ぶ浮世絵を描いた。


私の研究の目的は、国貞が東海道シリーズで描いたモチーフを分析すること、そして約400枚にわたる浮世絵を通してその一定の方法を明らかにすることである。そしてこの浮世絵のどの部分がコラージュされているか、その風景画はどんな役割を果たしているか、どのような象徴的表現が使用されているかを取り上げることである。その他1833年から1864年に制作されたシリーズで、どこからインスピレーションを得たかを指摘すること、そしてそのシリーズが全浮世絵の東海道シリーズ物においてどのように分類されることができるか、そして国貞の全作品においてどのような位置を占めているのかを研究することである。国貞存命中そして後継者に及ぼした影響の分析と研究に基づき、浮世絵の歴史にとって彼の重要なそして残念ながら忘れられてしまった価値を強調することである。


会員:


Association of Asian Studies, Inc.
Society for Japanese Arts
国際浮世絵学会 (International Ukiyo-e Society)
Ukiyo-e Society of America, Inc.