Deutsches Institut für Japanstudien nav lang search
日本語EnglishDeutsch
Deutsches Institut für Japanstudien

ズィモン・エスラー

日本学
2014年6月 〜
(奨学生, 2014年6月1日 - 2015年5月31日)

essler@dijtokyo.org

「日本における労働時間と自由時間に対する価値観の変化」

修士課程では、働く日本人の若者の時間に対する主観について研究し、日本における子供の社会化の中で、個人の時間意識がどのように構築されているかを検討した。そこには日本の学校制度が大きく関わっていることが明らかになった。小学校に入る頃から就職するまでの間の、いわゆる「自由時間」の量は比較的少ない上、習い事や部活動などと言った「枠」の中にあることが多い。このことは、就職後も労働時間と自由時間の境目が曖昧のままとされる原因の一つであると考えられる。以上の研究に基づき、今回は日本における労働時間と自由時間に対する価値観の変化、あるいは時間意識の変化について調査する。
NHK国民生活時間調査によると、近年日本においては、1日の「拘束行動」の時間の平均的減少に伴い、「自由行動」の時間が増加しつつある。この時間に対する意識の変化が日常生活、特に職場でどのように現れるかは今後の一つの研究課題である。そのため、ドイツ日本研究所において博士論文の研究を進める傍ら、製造業の中小企業の従業員を対象に、フィールド・ワークを行う。主な研究方法はインタビューと参与観察である。前者では男女間、世代間における時間意識の変化について調査し、後者では職場環境において時間意識の変化がどのように具体化しているかを観察する。