ビル・ダビド・ビンダー
日本学、ジェンダー研究
(奨学生, 2010年6月1日 - 2010年8月30日)- (トランス)ジェンダー理論
- 戦前のマスキュリニティ
- 政治的な逆説
博士論文研究要旨
超国家主義とジェンダー、黒龍会を例として
本テーマでは、超国家主義的な黒龍会を事例として、国家思想はどのようなマスキュリニティの思想と結びついたかを研究します。黒龍会の多言語的な機関紙と内田良平の出版物の中から選択した資料を基に、マスキュリニティが国家の名のもとにどのように作られてきたか、またそれが黒龍会の社会思想にどのような影響を与えてきたかを分析します。研究目的は国家とマスキュリニティの関連を分析し、今日にいたっても痕跡を残しているコンフィギュレーションの、日本国家の発展に対する歴史上の特性を明らかにするつもりです。