Deutsches Institut für Japanstudien nav lang search
日本語EnglishDeutsch
Deutsches Institut für Japanstudien

カタリーナ・ダルコ

日本学、政治学
2019年6月 〜
(奨学生, 2019年6月1日 - 2019年11月30日)

dalko@dijtokyo.org

専門分野
ポピュリズムやナショナリズム、日本の政党や外交政策、メディアと政治の関係

日本のライト・ウィングポピュリズム

ニュー・メディア時代のコミュニケーション・ストラテジー

近年ポピュリズムは世界的に重要なテーマとなっており、学問の世界でも事細かく議論されてきた。日本では、21世紀に入って政治的ポピュリスト運動が増加し、地方的な狭い範囲でなく国家レベルでの成功に繋がっている。それにも拘らず、日本のポピュリズム、厳密に言えば日本のライト・ウィングポピュリズムは、十分に学術的知見が蓄積されていない。それ故、私は、日本のポピュリズムについて研究を進めるに至った。

まず、ポピュリストの特徴として、メディアの扱い方、もしくはメディア方策の特異性が挙げられる。マスメディア時代となった今、政治的なコミュニケーションのための、メディア・ストラテジーの重要性はかなり高いと言える。そのため、政治的なアジェンダを訴えかけるには、既成のメディアだけでなく、ニュー・メディアをプラットフォームとした媒体を対象にすることが要になると考えている。ツィッター、フェイスブックで、ポピュリストは大勢のフォロワーを集め、彼等の大胆な発言が議論の対象になる。アメリカとヨーロッパの実績からポピュリストのコミュニケーション・ストラテジーや政治的な影響などは研究されており、それら文献の1つ、ストレムベックとエッサ(2014)のメディタイゼーション理論が、本編の基礎になる。

前出のテーマに取り組むには,日本のポピュリズムの中でも、とりわけその成功の背景にある「ニュー・メディア」の役割に焦点を当てる。主に、ニュー・メディアを使ってポピュリストが社会にどんな影響を与えるのかについて考察を進める。そのために、ビッグ・データ・ソフトウェアを使って、日本政治家のニュー・メディアの使用やその日本のブログに与える影響を分析している。