Deutsches Institut für Japanstudien nav lang search
日本語EnglishDeutsch
Deutsches Institut für Japanstudien

Kevin Schumacher

Kevin Schumacher
日本学, 美術史, 文芸学
2019年5月 〜

schumacher@dijtokyo.org

漱石を描く
世紀末背景(1880〜1919)の夏目漱石の作品における絵文交流関係について

夏目漱石(1867〜1916)ほど世紀末の文化的、社会的激変とそれに伴うアンビバレンスに強く繋がっている作家は居ない。漱石の作品は内容的に、または作品領域的にも多様である。そして彼の作品群には、近代化、あるいはグローバリゼーションを語る上でのディスコースがちりばめられており、さらにそれらは現代にも繋がって来るのは興味深い。

夏目漱石の初版本には、多くの挿画や特別なデザイン(装幀や函)があったにもかかわらず、彼の作品研究は現代に至るまで、ほとんどが文章、あるいは言葉の面のみに限られている。この研究では、漱石の作品をGesamtkunstwerk(全体芸術品)としてとらえるのが私の出発点である。彼と挿絵アーティストたちとの間に積極的は交流を持ち、挿絵と文章の相互作用を作り出したことは、夏目漱石の重要な功績である。さらに彼の作品とその挿絵は、歴史的な政治背景のプリズムとして見ることもでき、日本と西洋との文化的な相互関係としての意味も感じることができる

研究方法としては、美術史的な立場から、絵とそのモチーフ、そこに生じる意味や、歴史の中でのディスコースを追求し、漱石と近代、世紀末についての議論、研究をビジュアルからのアプローチで広げていきたい。

本論文の目的は、夏目漱石の作中にある様々な挿絵のモチーフを分析的に論じ、ここにおける/ここから始まる絵文交流関係を解き明かすことである。

主要著作

記事・論文

2018
„V Education and Schooling“ (226–230), „XI Government and Municipal Administration“ (262–266), „X Military“ (272–276)
In: Lepik, Andres; Bäumler, Katrin (編) The Architecture under King Ludwig II – Palaces and Factories. Exhibition catalogue. Basel: AM München.

略歴


2019年05月〜2020年02月
奨学生 | ドイツ日本研究所 (Deutsches Institut für Japanstudien)

2019年04月〜
奨学生 | ドイツ国民学習財団 (Studienstiftung des deutschen Volkes)

2018年04月〜
LMUミュンヘン大学 | 日本学 | 博士課程 (Prof. Dr. Evelyn Schulz)

2016年02月〜2016年06月
延世大学校 (ソウル) | 留学 | PROSALMU と Yonsei-EU J. M. Centre of Excellence 学術賞

2015年10月〜2018年03月
LMUミュンヘン大学| 日本学 | 修士課程

2015年04月〜2017年07月
LMUミュンヘン大学 | 美術史 | 修士課程

2013年10月〜2014年09月
九州大学 | 留学 | JASSO 奨学生

2010年10月〜2018年03月
奨学生 | フリードリヒ・ナウマン財団 (Friedrich-Naumann-Stiftung für die Freiheit)

2010年10月〜2015年01月
LMUミュンヘン大学 | 日本学(専攻)、美術・音楽・演劇(副専攻) | 学士課程

2011年11月〜2019年03月
TUMミュンヘン工科大学・建築博物館 | 嘱託研究員

2009年09月〜2010年05月
かおり幼稚園 (山梨県) | ボランティア