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Deutsches Institut für Japanstudien

「幸福な人」― 生活満足度の背景要因に関する日独比較

本研究プロジェクトは、人々の幸せにおける個人の特性および社会生活環境の影響を調査するものである。使用データは、日本とドイツにおいて質問票を用いて収集された。調査対象者は東京都内の二つの大学と、ケルン市内の一大学の学生である。

調査の目的は二つある。第一に、日本とドイツのデータの比較をすることで、各国の調査対象者が人々の幸せ・不幸せに関する要素を同じように重視しているかどうか把握することである。第二に、第一の調査に基づき、日本人とドイツ人の幸福に関するしろうと理論(lay theories)の間に相違があるかどうか、もしあるならば、それはどの程度の相違なのかという問いへの答えを探すことである。

言語学の視点からは、本調査の結果が「幸せ‘happiness’をあらわす日本語とドイツ語の言葉―幸福(または幸せ)とGlück― が意味論的に等価であるのかどうか」という、これまでにかなり議論が重ねられてきた問題について新しい知見をもたらすことを期待している。

言葉の意味がその言葉の示す感情的状態とどのように関わっているのか、またその言葉の位置づけが二つの社会・文化の感情的資源の中でどのようなものであるのかという疑問につながる。この点を明らかにするために、質問票には「幸福な人」と「ein glücklicher Mensch」に関する意味微分を含めた。

本プロジェクトはヴォルフガング・ヤゴツィンスキー、アンネレーネ・ヴェングラー(ケルン大学)、鈴木理恵(成蹊大学)との共同研究である。

スタッフ

前のスタッフ

フロリアン・クルマス フロリアン・クルマス
(所長)
前所長(2004年〜2014年)

プロジェクト

幸福の所在―その変容と持続