研究活動の概要
私たちの研究の焦点は、グローバルな文脈の中での近代日本にある。学術諮問委員会の助言の下で、独自に研究課題を決定している。私たちの研究プロジェクトのポートフォリオには、私たち研究員の学問的背景と関心が反映されている。それはチームの構成によって変わってくる。
私たちの研究プログラムである「リスクと機会 ‐ 不確実性を増す未来に直面する日本の挑戦」は、「持続可能性とレジリエンス」、「デジタル・トランスフォーメーション」、「トランスリージョナル・ジャパン」、「方法と方法論」の4つの研究クラスターに焦点を当て、研究所全体で推進されている。特別プロジェクトとして東京オリンピック、および新型コロナウィルスの影響、そしてこれらの研究領域以外にも様々な個別プロジェクトが研究プログラムを補完している。
DIJは日本に焦点を当てた研究に加えて、近年のトランスナショナル・トランスリージョナルなつながりを研究プログラムに取り入れている。地域横断的な視点から見た日本は、「国境、通信、新しいインフラ」と「相互作用と知識の流れ:太平洋地域における統合過程と解体過程」という2つの多機関共同研究、同じく地域的・グローバルな文脈から見た日本に関する数々の個人研究プロジェクトなどに反映されている。