シュテファン・ヒューブナー
東アジア史
(奨学生, 2010年10月1日 - 2011年3月31日)- 汎アジア主義
- ナショナリズム
- アイデンティティとスポーツ
- 日独関係
博士論文研究(仮題): アジア競技大会と極東選手権競技大会(1913-1978)
極東選手権競技大会とアジア競技大会
1913年、アメリカYMCAに極東選手権競技大会が設立された。1934年までの間に、日本、フィリピン、中国の3カ国で10回にわたり極東選手権競技大会が行われたが、満州国の参加問題で極東体育協会は消滅した。第二次世界大戦終結後、1951年にインドのニューデリー市で第1回アジア競技大会が開催された。1978年までに極東アジアの国々やイスラエルやイランが参加した。
論文の課題
1. 大会に参加した選手は欧米のスポーツ精神と価値観を享受しただろうか?
2. 大会の開催はアジアの国々でアジア主義を強めたか?あるいは国粋主義を強めたか?
3. 大会をめぐるアジア言説: 「アジア」とは何であろうか?
4. 大会の開催がアジアの国々の近代化 の方法であったのだろうか?
5. 政府が大会でアジア州あるいは国民のエマンシペーション を示したのだろうか?
6. 大会は政府のプロパガンダに使用 されたのだろうか?
日本、フィリッピン、インドに焦点を合わせて分析する。