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Deutsches Institut für Japanstudien

高齢化社会の住宅と居住形態

プロジェクト期間: 2007-2013

居住は生活の根幹である。居住とは、単に気象や外の世界から身を守る屋根と壁の構造ではなく、社会や文化、歴史の様相に深く関わることである。従って、居住というのは社会のあり様、構造や価値観を表している。近年、人口動態変化に加え、家族構造やライフスタイルの変化といった社会構造の変化により、一人暮らしあるいは二人暮らしの高齢者世帯が生まれている。健康状態が比較的良く、寿命が長くなることが予測される団塊世代、若年高齢者、持病のある要介護レベルの高い75歳以上の高齢者は、それぞれ新しい居住のあり方を必要としている。こうしたニーズに応えるためには、建築上の対策だけでなく、高齢者間や介護支援の平等性に配慮することも不可欠である。実際に、自宅や施設を超える新しいタイプの居住方法が現れている。これは居住に対する選択肢の拡大という社会変化を意味する。

新しい多様な居住形態は、ほとんどの場合市民やNPOによるものであり、現在のところ数も少なくそれほど重視されていない。しかしそれらの要素は、すでに公共住宅や社会福祉政策にも取り入れられており、こうした住居形態は将来的に重要な役割を果たすことになるであろう。

本プロジェクトでは、高齢者のコモンを持つ共生型居住状況を取り上げ、近年の動向、とりわけオルタナティヴな居住形態における動向を社会構造の変化との連関において調査する。それにより日本の高齢化社会が人口動態変化にいかに向き合っているのか考える。オルタナティヴ住宅の居住者都の質的インタビューを行い、居住者個人の居住履歴を探る。


Completed Projects

人口動態変化のチャレンジ

最近の論文等

2013
マーレン・ゴツィック
高齢女性の住まい方とライフコース―なぜ共生型・参加型居住を選択するのか
In: クリスティーナ  岩田 : ライフコース選択のゆくえ新曜社. pp. 302-332.
2011
マーレン・ゴツィック
Older residents in communal forms of living: What do their biographies reveal about their housing decisions?
In: Meiji University, School of Information and Communication, Gender Center : Nichidoku kokusai shinpojium: Raifu kôsu sentaku no rinkaiten: Ikikata wa doko made jiyû ni eraberu no ka? [Internationale Konferenz: Life Courses in Flux: New Opportunities and New Constraints]Meiji University.
2011
マーレン・ゴツィック
New Housing Options for the Elderly in Japan: The Example of Tokyo’s Edogawa Ward
In: ラルフ・リュツェラー : Imploding Populations in Japan and GermanyBrill. pp. 309-322.
2010
マーレン・ゴツィック
Elderly Housing in Contemporary Japan: Exploring Alternative Forms of Living
In: Schad-Seifert, Annette; Shimada, Shingo : Demographic Change in Japan and the EU: Comparative PerspectivesDüsseldorf University Press. pp. 37–60.
2010
マーレン・ゴツィック
Alternative housing for the elderly in Japan – attitudes of residents towards their housing choice
In: Ye, J.; Chiu, R. L.H. : Proceedings of 2010 International Conference of Asia Pacific Network for Housing research (APNHR). Housing Affordability, Sustainability and LiabilityChina Architecture & Building Press. pp. 233–241.
2010
マーレン・ゴツィック
Choosing new places to live: Alternative housing solutions for the elderly in Japan
In: Randolph, B.; Burke, T.; Hulse, K.; Milligan, V. : Refereed papers presented at the 4th Australasian Housing Researchers Conference, Sydney, 5th - 7th August 2009
2008
マーレン・ゴツィック
Ruheständler als Lebenselixier? Ruhestandswanderung und lokale Neubelebungsstrategien am Beispiel von Atami und Ishigaki
In: フォルカー・エリス : Japanstudien 20iudicium Verlag. pp. 129-162.
2007
マーレン・ゴツィック
<i>Hausaufgaben</i>: Über die Diskussion zu Kinderzimmern in Japan seit der Meiji-Zeit
In: Legeland, Marie-Luise, Manthey; Barbara, Ölschleger, Hans Dieter, Distelrath, Günther : Von Bauern, Beamten und Banditen: Beiträge zur historischen Japanforschung [百姓・官僚・山賊について-日本歴史学研究論集]Bier'sche Verlagsanstalt. pp. 159–180.

イベント

2008年10月16日
ワークショップ
高齢者の居住

2010年10月22日
シンポジウム・会議
ライフコース選択の臨界点

スタッフ

マーレン・ゴツィック マーレン・ゴツィック (〜 2013年3月)
日本学、社会科学