ヤンフェリックス・ヴォンアルテン

法学
2025年2月
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ヴォンアルテン・ヤンフェリックスは、ドイツ私法、国際私法および国際手続法を専門分野とし、これまでデュッセルドルフ大学、トリアー大学、青山学院大学にて、日本語の法律専門用語を習得しつつ、研究を行ってきた。
博士課程では、フランクフルト大学において、ドイツおよび日本の国際私法における、いわゆる「公序条項」に関する研究を行っている。
本研究では、日本の裁判所が一般的に規定されている外国法の適用を排除するのはどのような場合か、また、国際私法の国家的価値、個別的事案の正義、国際私法上の制度的一貫性の対立があるなか、どのような理由が決定的であるかについて検討することを目的とする。
ドイツ日本研究所での研究滞在においては、日本の国際私法における、いわゆる「公序条項」の理論と実践の包括的な全体像を把握するために、研究テーマに関する判例を検討・評価しつつ、このテーマに関する実務家や法曹関係者から見解を得ることを予定している。