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Deutsches Institut für Japanstudien

細部

1990, Yen 2500 (out of print), Deutsches Institut für Japanstudien, 東京, 165頁(内、カラー図版60頁)

著者

ドイツ-日本研究所、サントリー美術館、横浜開港資料館、長崎県立美術博物館

ドイツ人の見た元禄時代-ケンペル展

 近世初期にオランダ商船随行医師として来日し、当時の日本の文化をヨーロッパに紹介する上で顕著な役割を果たしたドイツ生まれの博物学者、日本研究者として著名なエンゲルベルト・ケンペルの来航300周年を記念した展覧会図録。


ケンペルが日本から持ち帰った資料や彼の著作『日本誌』の初版本など、当時の日本を知る上での貴重な資料の内、大英博物館、大英図書館、そして西ドイツ(当時)各地の博物館に所蔵されている、今日まで未公開の関係資料を展示した。また、日本の植生を初めてヨーロッパに紹介したアンドレアス・クライアーとゲオルク・マイスターに関する資料もあわせて展示した。


この図録は好評の内に完売したので、図録に掲載された論文と新たに書き下ろした論文を合わせて単行本として出版した。


ヨーゼフ・クライナー編『ケンペルのみたトクガワ・ジャパン』六興出版 1992年(絶版)
ヨーゼフ・クライナー編『ケンペルのみた日本』NHKブックス762 日本放送出版協会 1996年


問合せ先:kitamura@dijtokyo.org

コンテンツ

ボダルト・ベーリー・ベアトリス M
エンゲルベルト・ケンペル (1651-1716)
p.10-21

守屋毅
ケンペルのみた元禄の社会と文化-『日本誌』をよむ
p.91-101

ユーイン・ブラウン
大英図書館所蔵ケンペル将来日本資料の意義
p.102-110

榊原悟
『諸国名所図会』
p.111-116

オイルシュレーガー・ハンス・ディーター
民族学の立場から見たケンペルの日本コレクション
p.117-121

ヨーゼフ・クライナー
ケンペルとヨーロッパの日本観
p.122-131

クラフト・エーバ S.
ケンペルの先駆者クライアーとマイスター
p.132-137


出品解説
p.138-160


参考文献、年表
p.161-165

永積洋子
17世紀後半の日本とオランダ
p.85-90

DIJプロジェクト

日独交流史