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Deutsches Institut für Japanstudien

Details

1998, ISBN 4-14-001842-9  , 1070円, 日本放送出版協会, 東京, 284p.

Authors

Kreiner, Josef

黄昏のトクガワ・ジャパン シーボルト父子の見た日本

 本書は、シーボルト生誕200年を記念して1996年に開催した展覧会「シーボルト父子のみた日本」の図録に掲載された論考が中心となっているが、図録では紙数の関係でかなり制限を加えた原稿になったので、このような欠陥を補い、かつ展覧会開催によって得られた新たな知見を加えて稿を起こし編集したものである。また、同年のシーボルト生誕200周年記念事業として、江戸東京博物館で開催した記念講演会(1996年2月16日)の講演内容も収録した。

Content

河野元昭
シーボルト・コレクションの美術史的意義
p.182-194

北原進
江戸本郷丸山の本妙寺開山像-ハインリッヒ・コレクション「日蓮宗高僧像」をめぐって
p.195-198

近藤雅樹
幻の博物学標本作者たち
p.199-215

熊倉功夫
シーボルトと茶
p.216-236

小林淳一
川原慶賀筆 『人物画帳』-シーボルトの「まなざし」とともに
p.261-279

向井晃; 石山禎一; 梶輝行; 沓沢宣賢
もっと詳しくシーボルトを知るために
p.261-279

Kreiner, Josef
三人のシーボルト
p.10-41

ペーター・パンツァー
国際人としてのシーボルト
p.42-52

ウィレム・ファン・グーリック
外交官シーボルト-幕末とシーボルトの役割
p.53-68

宮崎正夫
シーボルトの処方箋-医師としてのシーボルト
p.69-82

マティ・フォラー
ライデンのシーボルト・コレクション
p.84-100

ブルーノ・J・リヒツフェルト
ミュンヘンのシーボルト・コレクション
p.101-115

ヨハネス・ヴィーニンガー
ヴィーンのシーボルト・コレクション
p.116-128

宮坂正英
古城に眠るシーボルト文書-フォン・ブランデンシュタイン=ツェッペリン家文庫の成立と特色
p.129-146

玉英・燕蘭雲(ユーイン・ブラウン)
大英図書館に伝わるシーボルトの遺産
p.147-161

石山禎一
シーボルトが集めた日本の産物-ライデンとミュンヘンのシーボルト・コレクション
p.162-179