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Deutsches Institut für Japanstudien

クリスチャン・オーバーレンダー

社会保障・福祉・医療・科学政策
1995年6月 〜
(専任研究員, 1995年6月1日 - 1998年8月31日)

社会保障、社会福祉


日本の社会の高齢化と日本経済のグローバル化は、日本の社会保障制度に大きな影響を与えつつある。ドイツ-日本研究所の共同研究プロジェクト「近代日本における社会的変化-国家・家族・個人-」の枠の中で、家族の構造の変化、あるいは日本の家庭内での家族の介護力の変化によって生じている社会福祉政策の転換の必要性について、その地域格差とドイツの状況を比較しながら研究を進めている。


科学史、医史学


外国からの科学と技術の受容と統合は、日本の近代化プロセスにおいて、ある中心的な役割を担っていた。優秀な日本人研究者を育てるために、日本に「科学文化」を起こすことは大いに意義のあることだった。このプロジェクトでは当時の最新の、そして「最先端」の学問であった細菌学の日本への導入を例にとって、科学的な「論議(discourse)」の発展とその社会的な意義を描き出そうとしている。


科学政策


日本の科学政策における新しい基本法と基本計画は、日本での研究に新たな刺激を与えるだろう。生命科学の分野における日本の科学的なインフラストラクチャーは、特にアメリカのそれと比較した場合、開発が遅れている。現在まとめられた生命科学に関する基本計画は、例えばヒト・ゲノム計画のような、この分野の重要な領域における日本の地位をより強固なものにするだろう。この科学政策の、例えば遺伝子治療という分野における日本の製薬産業の競争力への影響がこのプロジェクトの中心になっている。


社会史


江戸末期以降の急速な近代化のプロセスは、日本の社会に深刻な変革をもたらした。社会的な地位を下げられたり、あるいは彼等の「道義的な経済(moral economy)」への別の介入を甘受しなければならなかった多くの社会グループは、社会運動を起こして抵抗した。漢方医が彼等の「伝統」医学を存続させるために起こした国内運動を例にして、「伝統」とその代表者達の近代化のプロセスにおける変化を研究テーマとして取り上げる。


医療政策


日本の社会における高齢化と技術的な進歩は、日本の医療政策に他の先進諸国と同じような挑戦を突きつけている。増え続ける医療費に組織的、かつ技術的な解決策で対処する方法を模索している。なお、医療政策が経済的資源を効率よく利用することと平行して、医療技術を発展させることによって老人のケアを改善する試みが注目されている。

DIJプロジェクト

終了DIJプロジェクト

近代日本における社会変化-国家・家族・個人